ハウルとカルシファーの契約

ハウルの動く城 DVD BOXにはハウルは少年時代にカルシファーとなぜ、どういう契約を行ったのか?

映画では、あまり説明がありませんが、小説版では、具体的な説明があります。

ソフィー「カルシファー。あんたって、もと流れ星だったんじゃない?」

カルシファー「そうさ。あんたが気づいてくれたからには、おいらも話せるよ。契約で自分からは話せないことになっているからね。」

ソフィー「で、ハウルに捕まったのね?」

カルシファー「5年前、ポートヘイヴンの湿原でね。ちょうどハウルがあそこで魔術師ジェンキンとして開業したばかりのころさ。

7リーグ靴をはいたハウルに追いまわされて、怖かった。どっちへ転がっても怖かったんだけど。だって、空から落ちたときに、もう死ぬってわかってたし。

死ぬぐらいなら、なんでもする気になった。だからハウルが、おいらを人間みたいにして生きのびさせてやろうか、と言ってくれたとき、契約をもちかけたんだ、おいらの方からね。

あのときは二人とも、そんな契約をしたらどうなっちまうか、わかってなかった。おいらは助けてもらったお礼がしたかったし、ハウルの方はおいらが気の毒だと思ってくれただけだもん」
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しかし、この契約は、双方に問題をもたらすことがわかります。

カルシファー「長い目でみれば、お互いにためにならないんだ」

長い目でみると、どうしてお互いのためにならないのでしょうか。

契約をすると、お互いが相手の力を利用することができるため、魔術師としては、大変大きな力を手に入れられます。

しかし、相手に心をあずける時間があまりに長いと(小説版の荒地の魔女の例では)最後には星の子に完全に心を支配されてしまいます。

ただの操り人形の化け物となってしまうのです。