もののけ姫 興行成績

リピーター観賞が続出し、翌1998年の春先までロングラン上映を実施した映画館も有ったことで、20世紀の日本映画歴代興行収入第1位となった。また、この作品の主題歌を歌う米良美一は、男性でありながら女性のような高い声で歌うカウンターテナーが話題になり、この作品にて一般に広く認知されるようになった。
もののけ姫 動画 DVD
なお、スタジオジブリが1996年にウォルト・ディズニー・カンパニー(WDC)並びに日本法人のウォルト・ディズニー・ジャパン(WDCJ)の間で国内でのビデオソフト(「ジブリがいっぱいCOLLECTION」)発売および海外でのジブリ作品配給に関わる事業提携を締結した事に伴い、WDC(「ディズニー」表記)から初めて出資を受けた作品である。このため「耳をすませば」迄の【発売元:徳間書店・販売元:徳間ジャパン】ではなく、WDCJのビデオソフト部門の「ブエナビスタ・ホームエンタテインメント ジャパン(現:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント ジャパン)」になった。但し、レーザーディスク版のビデオソフトについては徳間からの発売・販売となった。

こうして本作のビデオは既に『アラジン』などで日本市場に大きな勢力を築いていたウォルト・ディズニー・ジャパンの流通ルートで販売された。また、アジアを除く全世界でWDC子会社のミラマックスが配給し、ブエナビスタ・ホームエンタテインメントからビデオ発売をした。本作以降、ジブリはWDC並びにWDCJと親密になっていく。

映画のレイティングシステムは、日本(映倫)では「一般」に指定されているが、アメリカ (MPAA) では「PG-13」に指定された。
もののけ姫 動画 販売
声優は『平成狸合戦ぽんぽこ』のおキヨの石田ゆり子、『紅の豚』のマンマユート・ボスの上條恒彦、『風の谷のナウシカ』のナウシカ島本須美とアスベルの松田洋治と言った過去のジブリ作品にも出演した者が起用されている。英語版のナレーションには同じくウォルト・ディズニー製作のアニメ『ガーゴイルズ』でナレーションを務めていたキース・デヴィッドが起用された。