フランス人の『太陽の王子 ホルスの大冒険』評論

あけましておめでとうございます。
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 Buta Connectionのニュースによると、高畑監督の来歴と作品を論じる本が昨年10月にイタリアで出版された模様。著者は映画批評家・作家のMario A. Rumor氏、題名は“The Art of Emotion - Il cinema d’animazione di Isao Takahata”。9年がかりで書かれた欧米で初の高畑監督作品論(400頁)とのこと。序文は『アズールとアスマール』のミシェル・オスロ監督。

Buta Connectionから『太陽の王子 ホルスの大冒険』評をご紹介。

 『太陽の王子 ホルスの大冒険』は2004年2月にフランスで劇場公開されています。この作品を劇場公開した国は、フランス以外にあるんでしょうか?

 社会主義リアリズムにインスパイアされたと思しき作品全体の演出もさることながら、ソヴィエトっぽい間宮芳生氏の音楽がレトロで良い。「行けー走れーホル〜ス〜♪光る明日目指〜し〜♪」 この頃の「明日」は明るかったのだなぁ。
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 その時代時代の野心に燃える若きアニメーターたちが奮闘して、1968年に『太陽の王子 ホルスの大冒険』が、1987年には『王立宇宙軍オネアミスの翼』がそれぞれ生まれたわけですが、これら二作品に続く作品は生まれる(or生まれた)のでしょうか?